もう40代…の、シングルマザーみなみの日記。

男児2人と元気に暮らしています。

姐さんの本「愛は技術」

私が(勝手に)お姐さまと呼び、(勝手に)慕っており、(勝手に)その言葉をバイブルにしている川崎貴子さんの新刊「愛は技術」を献本頂きました。


ちなみにこのブログを取り上げてもらった時の記事はこちら↓

bokurasha.hatenablog.com

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しかもサイン入り!

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本当にありがとうございます。
拙文ながら感想をしたためました。

 


私が一番「ハッ」としたのが、本書P155の「結婚できないハイスペックアラサー男」の章。
そう、この章は「こういう“男性”が結婚に踏み切れていないですよ」という章なのだが、まんま女性に当てはまるのです。

特に「結婚してないうちから離婚に怯える」なんて、まったくもってそんな感じ。
理想の相手を求める余り、失敗はしたくないから、慎重になる。慎重になりすぎて何も踏み切れない=何もはじまらない。
男性に限らず、いわゆる本書がターゲットとする女性(学歴・収入もあり、そこそこ美人、性格も問題無い)は、こういう人が多いのではないかと思います。
今まで「優秀だね」「かっこいいね」「モテるでしょ?」と言われ続けてきたオーバー30女子は、その周囲の期待に応えられない自分を悲観するのです。失敗なんて許されないと思い込むのです。

そんな女性にも、一筋の救いの道が提示されています。

「痛い女にならない5つの習慣」(本書P188)
①依存のポートフォリオを描く
②心に「大阪のおばちゃん」を飼う
③客体からの脱却
④ビッチ上等
⑤愛とうっとりを生活にちりばめる


決してきれいごとじゃない「習慣」が5つも提示されている!(だって「ビッチ上等」ですよ)
この目線が川崎さんらしいなあ。
私も明日から心に「大阪のおばちゃん60歳子離れ直後」を飼育し、折に触れ冷静に判断してもらおうと思っています。おばちゃん、道ばたに落ちてないかなぁ(笑)

 

また、この本が、あまたある他の女性向け婚活&恋愛指南本と違うのは、いい男を"見つける"んじゃなくて、いい男に"育てていく"のもまた一興、という提案がされているところです。

 

「結婚向きのいい男」の5つの条件(本書P35)

① 「ありがとう」「ごめんなさい」が言える。

② 「会話力」「傾聴力」に長けている。

③ 「相談力」のある男性

④ 「心に何かの傷を持っている」

⑤ 情緒が安定している。



 こんな男はそうそういません。いや、いたとしてもゲイだそうです(残念・・・)

しかし、ここからが大事、ダメなら育てりゃいいのです。そして女性も一緒に成長できればいいのです。

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」的なことをかの有名な女帝は言ったようですが、そこで「菓子なんか買う金はねぇ!」と反発するのではなく、「そうか、なにもパンじゃなくちゃいけない訳じゃない」と考える発想の転換が大事なのかも。

貴子姐さまご自身も、今の8歳年下のご主人を山本五十六長官ばりに教え諭し、かけがえのないパートナーに育てられた模様。

 

(前略)うちの夫(8歳下、当時ダンサー)が結婚前に全部当てはまっていたかというと、ほとんど当てはまっておりませんでした。

彼は私にない母性的資質をたくさん持っていましたが、一人環境が長く、アーティスト気質も高かったため、特に情緒の不安定っぷりはすさまじかったです。

(中略)私は「結婚がしたいのなら」「子供がもう一人欲しいのなら」という強権を発動し、時にはロジカルに、時にはほめながら、「何故情緒を安定させなければならないか」を説き伏せ、ほか4つも6年近くかけて矯正していったのでした。(本書P42-43)

 

その先には、女性自身の幸せも待っているのではないでしょうか。


もうひとつ、この本を読む上で楽しめるのが、川崎さんの秀逸なネーミングセンス。
女性を7つのタイプに分け、それぞれに見合ったパートナーの見つけ方を紹介して下さっているのですが……。

①トラウマ女子
②几帳面女子
③優柔不断女子
④熱血教師女子
⑤コンサル女子
⑥役人女子
⑦本能女子

何だかよくわかんないネーミングだけど、超気になる!と思った方は是非呼読んでみて下さい。ちなみに「役人女子」の説明はこうです↓

⑥役人女子(本書P155)
何かが違う……何かがおかしいと思いながら、問題を先送りするあなた。

「問題の先送り」w
1人電車の中で爆笑です。

川崎姐さんの言葉は、どれも指摘が端的でするどく、それでいて愛に満ちています。
決して上から目線ではなく、アドバイス「してあげよう」でもなく、同じ経験をした女性だからこその同じ立場からの意見だからこそ、心にすっと入ってくるのだと思います。
根底に30代未婚女子に対する愛があるのがひしひしと伝わってくるので、私も頑張ろうかなと思えるのです。

さて、好きな人見つけようっと!

みなみ拝

追伸:
川崎さん、私が結婚できた暁には、是非ご報告いたします。
その前に、お目にかかりたいです!