馴染む能力、話す能力について。
先日、ついこの前まで、数年間アメリカに留学していた友人と会う機会があったんだけど、
・TOEICの点数が取れる≠人とコミュニケーションが取れる。
・女性のほうが新しい環境に馴染むのが早い&発音が綺麗である。
という話で盛り上がった。
前者については、もういろんなところで言われているので「やっぱりそうなのか」という確認。
そもそも、TOEICの点数がアジア圏でしか通用しない(世界的にはTOEFL)という前提があるけれども、ともあれ、ペーパーでの成績はペーパーでしか測ることができず、対「人」となった場合の能力は、やっぱり人と接してみないとわからない。筆記の点数が取れようが取れまいが、結局旅行会話くらいだったら単語だけガンガン言っても(なんとなく)通じるし、表情で相手の気持ちを忖度することができるので、ノンバーバルの部分でかなり意思疎通が図れる。失敗や間違いを恐れないことのほうが、Face to Faceでよほど重要という再確認。
とはいえ、ノンバーバルで「ね、私の気持ち、察してよ♥」なんて、ビジネスでは「おととい来やがれ」だろうし、感情をおさえてロジカルに説明できなければ、「So what?」って一蹴されるのは目に見えてるので、ビジネスツールの一つとして語学力を活かすのであれば、単語や熟語や、ウィットに富んだセンテンスも大事。
私も勉強しよう。
後者はなかなか面白かった。
友人曰く、発音については「女性の方が耳が良いのだろう」ということ。
確かなエビデンスがないのかな……と思って探したら、ありました!
ということで、科学的根拠もあるらしい。
耳がよい、というのは、確かに母語以外の第二、第三の言語習得力に密接に関わってくると思うし、さらに、日本人女性は多くの外国人男性からの評判が良い、というバイアスも加味されていると思われる。
よくある「R」と「L」の違いがわからない問題なんかは、赤ちゃんが母語を習得するとき、必要ないと認知した時点でもうその違いを認識しなくなるそうなので、しょうがない。その区別は恐るべし、生後2ヶ月だそう。
また海外に限らず、他人の感情や心の機微に聡いのも女性だと思うので、そんないろんな事情が絡み合って、女性の方が環境に慣れやすいのかもね。
あと、こういう場合語学力=英語力みたいな書きぶりになってしまうなぁ、どうしても。世界は英語だけじゃないのだけど、日本人の第二言語ってほとんど英語だからね。
でも今回の内容は英語以外の言語についても言えることだと思います。