もう40代…の、シングルマザーみなみの日記。

男児2人と元気に暮らしています。

なっちゃんの話。

年上(といっても3つくらい)の友人と食事に行ったときのこと。

彼は既婚で子どももいるが、今「彼女」がいるという。

 

既婚者なのに彼女がいる!

これは興味深い話になりそうだと、耳を1.5倍に膨らませて彼の話に耳を傾ける。

彼は従業員数百人を束ねる会社の副社長だったりもするのだが、社長になる前のバイト時代に結婚し、紆余曲折をへて今の地位を築いている。

奥様はいわゆる糟糠の妻になるのかな。多忙な中、週末1日はご子息のために割いているし、自分によく似たその顔を愛していらっしゃる。

でも、彼には「なっちゃん」という彼女がいるのだ(と、この前初めて教えてくれた)。

職業柄、夜遅くなってもクライアントとの会食という大義名分が通る(しかも週末は家族に時間を割いてくれているし)ので、奥様は全く気がついていないご様子。

なっちゃんは、本職外で出会った女性で、生活のリズムがやや昼夜逆転気味なので、友人が睡眠時間を少し削ったりするだけで、なっちゃんとも、きちんと時間が作れるのだ。

しかし、2人のメールを見せてもらったけど、なっちゃんは辛そうである。

「この幸せがいつまで続くのかな……」

など、切ない言葉の数々がならぶ。

友人も、なんとなく、今の状態をどうすればよいか悩んでいる。副社長が、少年のような感じ。

私にはなんともいうことができず、ただ聞いているしかなかった。

友人が痛感しているように、明るい結論は出ないのだと思った。誰かがあきらめ、誰かが傷つく終わりにしかならないのだろう。

 

この日は、私がお願いして私の相談に丁寧に乗ってくれた。経営者として、サラリーマンに貴重なアドバイスをくれた。

だいじょうぶだよと勇気づけてくれたし、「オレがもっと若かったら、みなみを絶対彼女にするのにな」と本気っぽくいって、私を笑わせてくれた。

私は面倒見の良い彼が好きだ。

彼は、この恋にどのような終止符を打つのだろうか。