先生も人間。
こんな記事を読みました。
小学校の教壇に立つ母親から、「教員免許は取っときなさい。でも中学校の先生はすすめない」と言われたことがあります。
おそらく、こういう実情を知っていたのだと思います。恐ろしいのは、上記のことを言われたのは大学生、それが今日になってもこんな記事が出ているということは、教師を取りまく劣悪な環境は20年近くたってもまったく改善されていないということでしょう。
中学校の先生自身に話を聞いたこともあります。
なぜなら、友人に紹介されたのが、中学校で英語の先生を勤める同い年の男性だったから。
お見合いみたいに1対1で初めてあって、普通だと、もっとドキドキするような話題を話すのでしょうが、中学校教諭のリアルな仕事の話を聞くと、まったくドキドキせず、「そこまでして部活頑張るって……」と、「こりゃこの人と付き合ってもデートする時間無いな」と2時間で悟ったのでした。
この記事のように、その男性も10時に学校にいました。親と、校長と、学年主任との間で悩み、「頑張ってる生徒を助けたい」と部活にも顧問として欠かさず放課後参加し、もちろん、その合間に授業の準備、点数付け、成績付け、所見欄を書いて、生徒の生活指導もして、受験対策もし、面談も控えているという、聞くだけで発狂しそうな仕事内容。こなせているだけで本当にすごいなと。教師は聖職といわれているけど、本当に頭が上がらないなと思います。
でも、先生も一人の男であり、女であり、父であり、母であり、夫であり妻。その立場を無視して、仕事だけの人生など、やってられないだろう。
先生が、ゆっくり心と体を休められる時間、作って欲しいと切に願います。
