もう40代…の、シングルマザーみなみの日記。

男児2人と元気に暮らしています。

「出会い」が生むこと。

大前研一さんの記事を紹介。

NewsPicks - 異質な人間同士の「出会い」がイノベーションを生む

イノベーションとかいうと、その意味もわからず横文字を多用している文章も多いけど、これは本質を突いていて、とてもわかりやすく読みやすかった。

 


このブログでも、度々記事にしてきた(例12)んだけど、自分の知らない世界の人との出会いと関わりはを持ったほうがいいと思う理由の一つは、「自分を振り替えること」ができるからにある。

居心地がいいかどうかは別ですよ。でも、何か新しいことをやろうと思ったら、宗教や国籍、言語などのバックグラウンドが違う、さらに意見や発想も違う、そういう人たちと付き合うことが非常に重要です。

そう、居心地がよくないかもしれない。いや、むしろ自分と違った価値観を持った人(道徳的価値観が一致しない人は除く)と一緒に何かに取る組むなんて、苦痛でしかないことも多い。対立した経験があるからよくわかる。
それでも、その人と一緒に仕事ができてよかったと思う。
なぜか?
それは対立も含め、知らないことに出会い、深く知り、じゃあどうやって進めて行ったらいいかという試行錯誤を0からはじめて完成するところまで持っていけるから。
「自分のやりかた」みたいなものを取っ払い、無になり、0から考える中から生まれること、モノ、考えというのは、それまで出会えなかったそれである。
興奮するし、もちろん反省もするし、次はどうしたらもっとうまくいくか、という欲も出て、また新しいことを始めるパワーになる。
そして自分の小ささを知る。

 

シリコンバレーで設立されたサン・マイクロシステムズ(現在はオラクルに吸収合併)の創業者たちは、スタンフォード大学にあるマクドナルドの2階でミーティングしていた。スタンフォード近辺というのは、出会いを誘発するための場所がたくさんあるわけです。

あるいはイギリスのケンブリッジ大学、トリニティ・カレッジのパブには、優秀な先生やアイディアを持った人が集まって、毎晩侃々諤々の議論をしている。

 

ヒューレッドとパッカードの出会いの話もそうだし、TEDも、R・S・ワーマンが、彼の自宅で友人を集めてはじめたのが元々。
でも日本でも、友人が関わっているところでは品モノラボ、ロフトワークなどがいろいろやってて面白い。
日本も今若い人たちはとっても面白いこと、イノベーティブなこと始めてるよっていうお話で締めまして。