もう40代…の、シングルマザーみなみの日記。

男児2人と元気に暮らしています。

友達は多い方が良いのか問題について。

あなたは友達が多いですか?

この場合の友達は
=なんでも話せる相手
=白髪になるまで一緒にいたい人
とか、そこまで濃密な関わりでなくてもOKで、ただ一緒に集まって、ご飯食べたりして、笑いあえる人まで広範囲で含めます。要はふらっと会ってバカ話ができる人。


でも「利害が絡まない人」というのは大前提。

 Facebookの話を糸口にしてしまうのだけど、たまに「みなみは友達多いね」と言われることがある。おそらく「友達」の数を見て言っているのだろうけれど、私はそうは思わない。友達の数が1000人を越える友人もたくさんいるので、彼ら彼女らに比べたら、私の数字など半分にも満たない。

「友達は多い方が良いのか」ということは、折に触れメディアでも話題になったりする。
Facebookでは、私は直接お目にかかった人としか友人にならないけど、就職活動の際には人事部が応募者の「友達の数」を見ているところもあると聞くし、

参照:人事部は就活生たちのFacebookのココを見ている - ビジネス - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

あながち"所詮Web上での数字"と素通りできない面もあるのかなと思う。

いいか、悪いかでいえば、私は「いい」と答える。
所詮自分1人の人生の中でしか判断できないし、信じていた友人に手ひどく裏切られたとか、ダマされたとかいう経験がない私が言うのもアレなのだれど、少ないより、多い方がずっといい。
その理由は、

友達は、人生を豊かにしてくれる。

この一言に尽きる。
今の私からすると信じられないと言われるのだが、以前私は、彼氏に「もっとアクティブに活動して欲しい」と言われたことがあった。彼には自分とのデートしか、私に余暇の楽しみがなかったと思ったらしい。

はい、正解です◎

その頃は、特に趣味もなく、休日はデートするけど、仕事とそれ以外に特に力を入れていることはなく、彼の言葉に、なんて無理難題を言う人なんだろうと思った(もともと出不精なのでね、それは今も変わんないけど)。
仕事&オフの日はデート&家事洗濯&たまに友人と会うくらいで十分ではないかと。
学生時代からの友人とは仲良くしているし、当時不満もなかったから、そう思っていた。

ところが、ある女性に会ったことがきっかけで、彼女が入っていたサークルに誘われた。それを契機に、私の気持ちががらりと変わることになる。そのサークル内の男性とお付き合いすることになり、しばらくして別れてしまったのだけど、別れたときに何か悔しかったのだ。
彼は仕事以外に楽しむ場所(=サークル)というものがあるけれど、私は何も無いじゃないかと。比べちゃったら、なんか、自分の人生が超つまんない気がしてきたのだ。

じゃ、自分から面白くしよう!

そんなわけで、自分から門を叩いて、仕事以外のパラレルキャリアとも言うべキャリアを見つけた。それが、想像以上に面白く、カオスで、トリッキーで、奥が深くて、あれもしたいこれもしたいと欲張るうちに、たくさんの人に会い、友達がみるみる増えた。学生から、還暦を過ぎた人、社会的地位の高い人、大きい挫折を味わっている人、老若男女多種多様な人たちと会った。
そこでは、価値観や考え方なんて、その人1人のものでしかないこと、誰かとうまくいかなくても、自分の未熟さを露呈することがあっても、それをフォローし、時に叱咤し、激励してくれる人がいることを知った。人は人との間で、絶えず自己を相対化しながら生きてるんだなと思った。

たくさんの人と繋がり、輪が広がると、その中での自分位置は小さくなり、同時に謙虚になれる。

友達は少なくても十分という人は、人付き合いの煩わしさが苦手だったり、ひとつひとつの縁を大事にしていけばよいと言う考えの方も多いと思う。それで本人が幸せであれば、それはとても素敵なこと。

でも、私は限られた80年ほどの年月の中で、たくさんの人と会い、生き方を見て、学び、悩み、そして選び取り、最期に「いろいろあって楽しかった、そして幸せだった」と思いながら死にたいと思う。
「あれもこれもしたかったけどやらなかった」
「できなかったのではなく、やらなかった」
というのは本当にイヤなので、自分の後悔の無いように行動したい。そしてその行動の一つの結果として、多くの人と知り合える。私にとってはそれが幸せだ。

人を受け入れ、人を愛し、人に感謝し、誰かに会いたくて行動し、共に悲しんで、笑って、ケンカをしながらも認め合う関係を、これからもたくさん作っていきたいと思う。