もう40代…の、シングルマザーみなみの日記。

男児2人と元気に暮らしています。

イチゴの日に思うこと。

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2015年は「100年に1度のイチゴ年」(「15」だから?)らしいので、イチゴ農家の友人(と雑誌で特集されるくらい頑張ってる)宅にイチゴ狩りにいってきた。
超美味しいよ!
やっぱりとれたてのイチゴはみずみずしくて本当にうまい。
新幹線とタクシーで駆けつけたけど、その甲斐はあった。

ちなみに我々素人は
「こんなにイチゴ食い尽くして大丈夫か……」
って思うんだけど、友人曰く
「イチゴは収穫の時にかかる人件費がもっとも原価を圧迫してるので、その部分を客にやってもらう(摘んで食べてもらう)だけで黒字」
なんだそう。やっぱ人件費って、すごく大きいんだね。
M&Aなど手がけてるコンサルの友人も
「リストラするのが一番楽で確実」
と言ってた。
「でも、そうならないように努力すべきだし、そのための提案をしていくのが自分たちの仕事」
とも言ってた。
そうだよなぁ。
ちなみにその友人は、レイオフする/しない、のナーバスな部分を、顧客にオブラートに包まないで伝えたら
「そういうことは、そんなダイレクトな言葉で伝えちゃダメだよ」
って上司に注意されたらしい。

 確かに、その人だけじゃなくて、その人の家族が(場合によっては)路頭に迷ってしまうかもしれない。単に数字だけ見ていたらわからないことがいっぱいある。
採算の取れない部署をつぶして、経営を見直すということは、その部署にいた人の仕事をうばうこと。その人を雇用できる受け皿がその会社にあればいいけれど、そんな体力がない社もたくさんある。
「社員のクビを切る」ということは、こと終身雇用の考え根強いドメスティックな企業においては最も苦手とする作業のひとつだろう。
日本はそう簡単に従業員を解雇できない雇用契約が多いから、早期退職希望者を募ったり、退職に追いこんだりもする。それはともすれば、ぱしっとクビを切られるよりも、もっともっと辛いかもしれない。古巣にしがみつくよりも、新しい職を探した方がいい場合もある。

これからは、いつレイオフされても、会社が潰れても生き残るたくましさを備えて生きて行かないといけないような気がする。自分は今の仕事を辞めるなんて考えたことはサラサラないけど、でもいつか来るかもしれない「その日」のためのリスクヘッジはしている。

「Aという会社に属する社員のみなみさん」ではなく「みなみさんその人」を見てもらえるような生き方をしていきたいと思う。

いろんなことを考えたイチゴの話。