独身の女性にとって、彼氏ってどういう存在なんだろう。
私にとって、彼氏という存在は「精神安定剤」だ。
もちろん依存しているわけじゃない。
「こんなことがあったのぉ〜聞いてよぉ〜」
と涙を流しながらさめざめと電話するでもなく、
「今すぐ来てくれなくちゃいや」
と無理難題を申しつけるでもなく、
「ちょっと辛いことがあってさ」
と伝えないことすら普通。
でもそこにいるのといないのとでは、ふとした悲しい瞬間や、辛い瞬間に、いつもの自分を取りもどせるまでにかかる時間が10倍ほども違う。
自分を好きでいてくれる人がいる、と信じているから、
「こんなことで負けてたまるか」
って思うし、
自分が心から大切に想う人がいるから、
「早く元気な顔を見せたい」
って思う。
それは家族や心を許した親友だけじゃ決して埋まらない時間。
自分と同じくらい、時には自分以上に大切に想う恋人がいるということは、心の中にいつも休息所があるのと一緒で。
そして私も誰かの心の休息所になりたい。